義父

美しい満月の夜、義父の通夜に参列しました。

教育に携わり、当時の県の学校教育を牽引しました。市長や市議会議員の方がご焼香に足を運んで下さり、父の人脈を実感しました。

義父の父、つまり主人の祖父が、やはりその上を行くほどの教育者で晩年に自叙伝を書かれ、その背中を見ていた義父がやはり分厚い自叙伝を数年前に書き上げ自費出版しました。

夫婦仲が良く、お互いがお互いを守り合っていましたが、義母の入院直後に義父の守り抜く精神が崩れ、どんどん弱っていきました。

義母は私と真逆でどこまででも寛容な女性。真似出来ないので根っからお手本にはしていませんでしたが、目を開けない夫の姿を見守る凛とした姿は、私も真似したいと思いました。